こんにちは!薬剤師専門の転職エージェント「ジョブホ薬剤師」です。
臨床系で一番給料が良いのが、ドラッグストアであり新卒の薬剤師などにも人気になっています。ただ、実際に入社後にギャップや不満を感じて退職する方もしばしば。
本日は薬剤師がドラッグストアを辞めたい理由や退職理由についてご紹介します。
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勤務時間が長い、不規則、休日が少ない
病院や調剤薬局との一番の違いが勤務する時間帯でしょう。
土日祝日をオープンしているところや、夜遅くまでオープンしているドラッグストアも多く存在します。薬剤師の勤務時間とは異なりますが、24時間オープンのドラッグストアも増えています。
当然ながら夜遅くまでの勤務となったり、休みが少なくなるために肉体的な負担が大きくなります。
調剤薬局だと年間休日が120日以上の企業も多いですが、ドラッグストアだとそれ以下のところが多いです。
また勤務時間に関しても朝早くのシフトや、より遅いシフトなど不規則になります。
異動やヘルプ、一人での勤務が頻繁にある
大手のドラッグストア中心に新店舗のオープンまた、既存店舗内の薬局の開設が増えており、現場の薬剤師が異動や転勤することがしばしばあります。
実際に弊社に相談しに来られる薬剤師のケースでも、半年~1年に数回を何年間も繰り返されてる方もいらっしゃいました。
特に家庭を持った場合に、勤務地が頻繁に変わることはかなりのストレスになるでしょう。ちなみに、自分の希望で店舗を異動するケースは少なく、ほとんどは会社の都合での移動や転勤となります。
また一人薬剤師の小規模な店舗も多いため、ヘルプなども頻繁にあります。
あまり慣れていない店舗で一人の薬剤師で回すというのは業務のやり方も異なり、プレッシャーやストレスがかかります。また、ヘルプ先の人間関係なども気を使うため通常よりもよりストレスがかかることになるでしょう。
特に一人の場合ミスをしてはいけないという精神的なプレッシャーが高まります。責任感が強くしんどさを感じてしまうでしょう。
体力的にしんどい
大手ドラッグストアは通勤エリアが90分圏内での配属としているところが多いです。
夜遅くまで開局しているドラッグストアで、終わってから90分近くかけて家に帰ると11時12時頃になってしまう可能性もあります。
また、コロナ渦においては一部のドラッグストアにおいて無料でPCR検査や抗原検査が実施されるようになったため、薬剤師の業務負担がより増え大変になった所もあります。
こちらも店舗によりますが、少ない人数で回しているドラッグストアの場合、薬局外の業務を手伝う可能性があります。
処方箋枚数が少ない・スキルアップしにくい場合がある
ドラッグストアはクリニックや医院が門前になく、面で受け付けているケースが多いです。なので、店舗によっては枚数自体が非常に少ない場合や、あまり重い処方がこない可能性があります。
ドラッグストアは患者にとって気軽に行ける所がメリットでもあります。もちろん店舗にもよりますが、色んな科目の処方を幅広く経験してスキルをアップしたいという方に合わない可能性があります。
ただ、社内の研修システムなど勉強できる環境は整っているため自分の努力次第では色んなことを勉強できます。
接客がしんどい
ドラッグストアは調剤薬局や病院よりもよりサービス業としての役割が強いため、接客や愛想などが求められます。
中には理不尽なお客もいるため、そういった接客がストレスになる方もいらっしゃいます。
エリアや店舗によっては客層が悪いケースもあったり、薬剤師として熱心な対応をしようとしても、患者からするとただ早く薬をもらうだけで良いといった方もいらっしゃいます。
そういった結果、接客がしんどくなって辞めるケースもあります。
人間関係やノルマ
これは一般の薬局でも同じ事が言えますが、人間関係が辛いという方もいらっしゃいます。ドラッグストアは狭い薬局内で薬剤師や医療事務と合わない場合や、ドラッグストアの店長や一般のアルバイトや社員と合わない可能性もあります。
一部の会社では売り上げ等に関して上司やマネージャーからプレッシャーがかかり、在宅の実績や、OTCやプライベート商品の販売などのノルマがある場合があります。
ドラッグストアから調剤薬局への転職の注意点
年収が下がる場合がある
上記のような事情からドラッグストアを退職したいとのご相談を良く頂きます。
ただ、注意点としてはドラッグストアからの転職に関しては年収が下がるケースが多々あります。
やはりドラッグストアは基本的には病院や調剤薬局よりも年収が高い傾向にありますので、きちんと考えて転職活動する必要があります。
年収の交渉が必要なケースが多いので、年収アップや年収を維持したい場合はエージェントに依頼した方が無難でしょう。
エリアによってはなかなか良い求人が見つからない場合や、管理職などの役職がついていないと前職の給料を維持できない可能性もありますので早めに相談しましょう。
年収を維持する場合は調剤薬局で中小規模の会社であれば、実現が可能かと思います。/span>
福利厚生やシステムの充実度も下がる場合がある
現在勤務されているドラッグストアは大手チェーン企業のケースが多いかと思います。
当然ながら福利厚生や社内の設備、研修システムなどは近くの中小の薬局よりも充実している事が多いです。
福利厚生であれば社宅や住宅手当、産休育休の取得実績や、社員割引など。設備であれば監査のシステム、薬歴入力のシステムや研修に関しても社内研修やイーラーニング等で非常に充実しています。
そういった大手のドラッグストアから、年収維持のために中小の薬局に転職した場合に少しギャップに感じる事があります。またそういった環境面としては充実度が下がる場合があることを理解しておきましょう。
さいごに
本日は薬剤師がドラッグストアを辞めたい理由や退職理由についてご紹介しました。現職の給料によっては転職しない方が良いケースもあります。
弊社では、転職すべきかそうでないのか、転職すればどれくらいの年収になるかなども、ご相談頂けば対応させて頂きます。
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