薬剤師が転職エージェント(人材紹介会社)を使うメリット・デメリット

薬剤師の転職エージェントのメリットデメリット

昨今、ITが普及しインターネット上で気軽に求人が見れる時代になってきています。ただ、数多くある求人の中から自分に一番合う求人を見つけ出すには、エージェントを利用した方が非常に効率的です。

ブラックな会社であれば、実際に公開している求人票や面接などの言っていた内容と、入ってからの内容が全然違うというケースが数多くあります。

例えば完全週休二日制と聞いていたが、いざ入社したら週1.5日しかないとか、
残業代はきちんと払われると聞いていたが、実際は全てサービス残業になり支払われないなど

あくまでこれらは一例ですが、自分で応募して上記のような職場に入社してまた早期で退職をされる薬剤師も多く見てきました。そういった後悔が無いように、エージェントを上手に活用すれば自分にあった職場が見つかるかと思います。

転職エージェントを利用するメリット

具体的には転職エージェントを利用すると以下のような、メリットがあります。

・求人の紹介
・見学、面接の同行、日程の調整、辞退の連絡
・面接、選考の対策
・給料、勤務形態など条件の交渉
・業界の状況の説明
・キャリアデザインの作成サポート

それぞれ詳しく見ていきます。

【求人の紹介】

求人の紹介に関してですが、日本には約6万店ほど薬局の店舗があり、病院や企業も合わせるとその数は膨大になります。

そのような膨大な勤務先の中から、少しでも自分に合った就職先を見つけるためには自分一人で探すよりも、エージェントに希望を伝えて、その条件に合った求人を提供してもらったほうがより効率的です。

【見学、面接の同行、日程の調整、辞退の連絡】

転職活動をする際に、自分だけでなく第3者からの目線があったほうがより納得して就職先を決める事ができるかと思います。また、薬局の雰囲気や人間関係などは自分一人だけで調べようとしてもなかなか掴めないです。

そういった場合も、弊社では見学や面接にも同行しているので、見る時のポイントや、一緒になって就職先を考えることでより本人に合った就職先が見つかるよう支援しています。

【面接、選考の対策】

こちら詳しくは下記の項目で詳しく記載していますが、「  」
病院でも薬局でも他の求職者の選考状況によって内定の確率が変わってきます。
転職エージェントを使えば、他の候補者の状況も分かるためライバルを考えた上で一緒になって面接の対策をします。

【給料、勤務形態など条件の交渉】

特に、給与や勤務形態の交渉に関しては単独で活動して交渉しようとすると
非常に手間がかかりまた精神力が無ければ難しいです。

給与に関しては、エージェントを通すことによって、実際に掲示されている給料以上の金額を引き出すことも可能です。その他にも自分の希望条件と求人票の内容に誤差があっても、エージェントの技量で少しでも希望に近づけることが可能です。

【業界の状況の説明・キャリアデザインの作成サポート】

ただ、ご自身の希望のみで転職活動される方が非常に多いですが、今後の業界の動向やライフプランなどを考えておかなければまた次の職場でも早期に転職する事になります。弊社が相談を受ける際は、求職者の希望を全て伺ったうえで
「現在の業界の動向(病院や薬局など)」や「結婚や出産などのライフプラン」をふまえて最適なご提案をさせて頂きます。

自力で応募して失敗するケース…

まず、一番多いケースが事前に聞いていた、思っていたケースと違ったといパターンです。例えばですが、インターネット上に年収550万円~600万円と記載されていたが、いざ面接をして条件提示されたら550万円以下だったというケースや
都市圏の駅近の店舗で求人が出ていたので応募したら、遠方の違う店を紹介されたというケースや

または見学、面接で良いと思っていたが、実際は人間関係がめちゃくちゃであったり、入社してすぐにM&Aで買収されて年収が下がったなどあげるとキリがありませんが、上記のようなケースがあり得ます。

またハローワークを利用して転職される方もいらっしゃいますが、掲載されている求人が嘘の場合もあります。

ハローワークには基本的には、企業側は無料で掲載でき、利用料などはかからないため、どのような企業でも掲載が可能です。

残念なことにブラックな企業ほど、 見せかけの条件の良い求人票を掲載しています。ありのままの求人票であれば、求職者が集まらない為、うその情報を記載して多くの求職者を集めています。

求人誌や、ハローワークに記載されている求人表に関しては募集の際に企業側が提示する求人情報の【目安】になりますのでその内容が違ったからといってなにか罰せられることありません。

法的に定められている、「労働条件の明示」に関しては 労働者個々に書面で提示される「労働条件通知書」や「雇用条件通知書」といったものが該当します。

そういった書面に記載されている内容と違う際は法的に対応することが
可能ですので、転職する際は必ずその書類の条件を確認することが必要です。

転職エージェント・人材紹介会社を利用することによるデメリット

基本的に、求職者(転職活動をする人)は無料で利用できるのが転職エージェントです。

では、そういった会社がどこで利益を上げているかというと、求職者を紹介して入社した場合に【企業側】から年収の〇%という形で費用を請求しています。

詳しくは転職エージェント(人材紹介会社とは)で述べておりますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい(リンク)

なので会社や担当者によっては売り上げのために、【とにかく無理やり転職させようとする】【とにかくすぐ面接に行くようアプローチされる】といったケースがあります。

しつこい担当者だと、登録した日から毎日頻繁にメールや電話が来ることがあります。担当者との相性も転職エージェントを使う上では非常に重要です。

ABOUTこの記事をかいた人

製薬会社にてMRとして勤務。新薬半期売上TOP10や6期連続計画達成などの成績を残した後、ITベンチャー企業にて弁護士向けWEBマーケティング支援を行う。 WEBサービス売上クオーター全社NO1の成績を残し、その後医療系の人材紹介会社にて薬学生の就職支援や薬剤師の転職支援を行う。100名以上の若手薬剤師の就職、転職相談や就職イベント実施した後、独立。現在は薬学生向けの就職サイト/ イベント【ジョブホ薬学生】や中途の転職支援【ジョブホ薬剤師】のサービスを運営。累計約20回実施約数千人参加。 【誠実さと熱意】が売りです。無理矢理、強引に転職を勧めたりしませんのでご安心下さい。相談者に親身になって対応させて頂きます。